江戸末期の養蜂家。本名は貞市右衛門。和歌山県有田市で数百群の日本ミツバチを飼育し、巣箱を規格化したという養蜂界では伝説の超有名人、らしいです。たまたまみつばち百科の図書で紹介している「輝けるミクロの野生」を呼んでいたら、名前が出てきて、「あれーっ！みつばち百花立ち上げフォーラム」でゲストにお招きした貞直也さんのルーツだ！とちょっと興奮しました。直也さんは直系ではないそうですが、それでも6代目です。和歌山は養蜂のメッカです。
蜜市さんは、小規模ながら、天秤棒を担いで移動養蜂も試みていたとか。亡くなる前年の明治３６年まで、ハチミツや蜜蝋の生産量などの記録が残っています。名前がもろ「蜜市」で、「おい、ミツ」と呼ばれていたのでしょうか。
「輝ける・・・」によると、ハチミツは江戸末期ごろには、庶民にも手が届くようになり、丸薬製造に欠かせないものになっていたそうです。蜜市さん、きっと繁盛していたのでしょうね。