しゃくなげ
シャクナゲは蜜源植物の一つ。ただし、毒のあるものもあり、トルコの黒海沿岸地域では、ギリシャやローマ軍の侵攻をこのハチミツで防いだというエピソードがあります。道路脇にハチミツの入ったツボをぶら下げ、進軍してきた兵士がこれを食べて「酔った」ところを少数の兵士で襲ったとか。
れているからとか。
イタリアンなみつばちさんたちとマリオさんに感謝!
もともとシャクナゲを含むツツジの仲間に有毒植物が多いことは馬酔木(アセビ)などでもおなじみです。
ヒマラヤオオミツバチのハチミツを食べると「酔う」といいますが、これも蜜源の一つにネパールの国花でもある赤いラリグラス(ヒマラヤシャクナゲ)が含まれているからとか。
ハチミツ自体での死亡例はたぶん極めて希で、日本でのホツツジハチミツ中毒も、3日ほど意識がなくなるものの予後はよいということです。
(といわれると、なんだかそそられるハチミツです)これはイタリア・アオスタ州にある、Gran Pradiso国立公園で採種された野菜のしゃくなげのはちみつです。Gran Pradisoとは、偉大なる天国という意味。その天国は、トリノの北、ミラノから高速バスで2時間半のところにあるそうです。Mario Biancoさんという、これまた偉大な養蜂家によるMaster of Foodという賞を受賞したはちみつだそうで、なんだか天国の滴という感じです。
今まで食べたどれとも違う、まさに黄金の味。濃厚でいて、上品で、個性があって、クセがない、なんとも上質な甘さです。イタリアンなみつばちさんたちとマリオさんに感謝!