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科学と神秘のあいだ

2010.11.05 by Lazy Bee

科学と神秘のあいだ(双書Zero)
菊池誠著 筑摩書房 1500円+税

アポロ宇宙船は月に着陸していなかった?

水は人間の言葉を理解できる?
全人類はミトコンドリアイブの遺伝子を受け継いでいる?

信じたくなるようなことだけれど、そこに真実はあるのだろうか?

ということをわかりやすく解明してくれる本です。
かつて科学は夢の塊だった。でも、夢がどんどん現実になるにしたがって、どこかで神秘なものをたぐりよせたくなる。人間の心理というのは複雑というか、あまのじゃくというか・・・ニセ科学がはびこってしまうのも人間ゆえ。
信じてしまいたくなる、誤解したままでいたい気持はわかるけれど、足元をすくわれてしまう可能性もある。
科学そのものこそ神秘であり、日常は奇跡にあふれている、というようなことを感じるきっかけにしたい本です。
ミツバチのことだって、もうちょっと科学的な視点でとらえなおしてみれば、人間はもっとミツバチの視点で自然環境や自分たちの暮らしのことと密接に考えられると思う、のです。

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